「そもそもなくせないか?」から始める業務改善——ECRS・7つのムダ・デザインシンキング・AI活用を3時間で学ぶ中堅社員向けプログラムの全貌

「業務改善をしてほしい」という期待は中堅社員に常にあります。しかし現場では「改善案は思いつくが提案が通らない」「なぜなぜ分析で”人の問題”として処理されてしまう」「デザインシンキングという言葉は聞いたことがあるが、実際に使えない」という声が絶えません。

業務改善とイノベーション思考は、本来「地続き」のものです。日々のカイゼンを繰り返す中で「そもそもこのやり方自体を変えられないか?」と問い直す視点がイノベーションの種になります。しかし多くの研修では、「改善ツール」か「イノベーション思考」のどちらか一方を扱うにとどまっています。

今回は、弊社が2026年に全面リニューアルした研修講師用マニュアル「業務改善とイノベーション思考」の内容をご紹介します。

このプログラムが解決する3つの課題

1つ目は、「改善の優先順位を間違える」問題です。多くの人が業務改善で最初に考えるのは「S — Simplify(簡素化)」ですが、ECRSの原則ではE(排除)から検討することが鉄則。効果の大きい改善から取り組むための思考の型を体系化します。IE(生産工学)に起源を持つECRS(Eliminate・Combine・Rearrange・Simplify)は、トヨタ生産方式の「7つのムダ」(つくりすぎ・手待ち・運搬・加工・在庫・動作・不良)と組み合わせることで、オフィスワークの非効率を網羅的に発見できる強力なセットです。

2つ目は、「提案が通らない」問題です。中堅社員は現場の改善アイデアを持っているにもかかわらず、定量化の方法がわからず説得力のある提案ができないケースが多い。このプログラムでは「カイゼン提案書」のフォーマット(現状As-Is→課題→原因(なぜなぜ分析)→改善案To-Be→効果(時間・コスト・品質)→スモールスタート計画)を学び、グループワークで実際に提案書を作成します。「月7時間×10人=月70時間削減、年間840時間」という計算式で効果をスケール換算する手法も習得します。

3つ目は、「ユーザー視点の欠如」による改善の空振りです。ECRSとカイゼンが「今ある業務の最適化」だとすれば、デザインシンキングは「ユーザー起点での価値創造」です。スタンフォード大学d.schoolが体系化した5ステップ(共感→定義→発想→試作→検証)を体験することで、改善提案に「誰の、どんな困りごとを解決するか」という視点が加わります。ブレインストーミングワーク(テーマ:「新入社員研修をもっと効果的にするには?」)では、オズボーンの4ルール(批判しない・自由に発想・量を求める・他人のアイデアに乗る)を体験し、アイデアの「量から質へ」の発展プロセスを体感します。

プログラムの全体像

対象は入社3〜7年目の中堅社員、研修時間は3時間、スライドは全31枚です。

セクション1「ECRSフレームワーク」(35分)では、ECRSの4視点を解説した後、「改善できそうな自分の業務を3つ挙げてECRS分析する」個人ワークで即実践に移ります。

セクション2「ムダの発見と業務プロセスの可視化」(35分)では、トヨタ7つのムダのオフィスワーク版を学んだ後、「社内の企画提案から承認までのプロセス」をテーマに業務プロセスマップを作成するグループワークを行います。完成したマップにピンク付箋でムダを貼り出し、ECRSで改善案を検討します。

セクション3「カイゼン提案の進め方」(25分) では、カイゼン提案書のフォーマットを学び、直前のプロセスマップで発見した課題を1つ選んで提案書を作成するグループワークを実施します。「提案が通るカイゼン提案書」のポイントは「スモールスタート:まず自分のチームで1ヶ月試してみる」という姿勢です。

セクション4「イノベーション思考とデザインシンキング」(35分) では、漸進的イノベーションと破壊的イノベーション(クリステンセン)の違いを整理し、デザインシンキングの5ステップを解説。「共感と定義」「ブレインストーミング体験」「試作と検証」の流れで、ユーザー起点の発想法を体験します。

セクション5「AIツールを活用した業務効率化」(20分) では、文書作成・データ分析・議事録・情報収集・アイデア発想の5領域でのAI活用例を紹介し、「自分の業務の中でAIで効率化できるもの3つ」をリストアップする個人ワークを行います。

他の研修教材との3つの違い

1. 「カイゼン」と「デザインシンキング」の両方を1プログラムに統合

業務改善(カイゼン)とイノベーション思考(デザインシンキング)を、同じプログラム内で「地続き」として位置づけています。「日々の改善の積み重ねが、やがてイノベーションにつながる」というストーリーラインが、中堅社員のモチベーションと行動変容を促します。

2. ECRSとなぜなぜ分析を「提案書作成」まで一気通貫で体験

ツールの学習で終わらず、「提案が通る形」に落とし込むまでを一つのワークの流れで体験できます。改善案の発見から、定量化、スモールスタート計画まで、研修当日に実際の業務課題で実践するため、翌日から使えるスキルとして定着します。

3. 2026年の「AI活用」をカリキュラムに組み込み済み

業務改善の文脈でAIツール(ChatGPT・Claude・Copilot等)の具体的な活用法を紹介。「AIに丸投げ」ではなく「AI+人間の確認」が品質を担保するという原則とともに、中堅社員レベルで即実践できるAI活用の入口を提供します。

こんな企業・担当者におすすめ

  • 中堅社員に「提案が通る力」を身につけさせたい
  • 「改善はしているが、効果測定できていない」という課題がある
  • デザインシンキングをオフィスワークに応用させたい
  • DX推進・業務改善プロジェクトに参画させる前に、基礎的な思考法を学ばせたい
  • AIツールの業務活用を研修テーマとして取り上げたい

本プログラムは、パワーポイントデータ+講師ノートのダウンロード販売です。試し読み(冒頭5スライド分のPDF)もご用意していますので、ぜひご覧ください。

▶ 商品ページはこちら → https://m-advice.co.jp/shop/item/c26_07/